高麗人参の深い歴史

高麗人参は健康や美容にアンチエイジングなど肉体への効果のみならず、精神面の調整もできるというように幅広い効果があることで知られています。
また「高麗」と言う名前からも古くから使われていたことを感じられる方も多いと思います。
ここでは高麗人参の歴史についてまとめました。

高麗人参は中国・韓国・北朝鮮などで4千年以上前から病気の治療や滋養強壮作用への期待から用いられてきた歴史があります。
こんなに長い期間、使用され続けてきたと言うことがそれだけ効能や安全性が確かなものであることを物語っています。
文献で紹介されるようになってからの歴史は2000年くらいのようです。
また、簡単に入手できない山岳地帯に自生していたため希少価値が高く王侯貴族しか入手できない時代もあったようです。

大航海時代と呼ばれる時代にはこの高麗人参はヨーロッパへと広がり、フランスのルソー、ロシアのゴーリキーなど歴史上の著名な人々が愛用していました。
日本には室町時代頃に入ってきて江戸時代には徳川家康も愛用していたようです。
高麗人参は徳川家との縁が深いようで、徳川光圀が栽培に失敗しただとか、徳川吉宗が日本国内での栽培をすすめて行ったことで国産の高麗人参が市場に出るようになったなどと言ったエピソードも残されています。
しかし、当時の高麗人参は大変高価なものでしたので一般の町民が気軽に使用できるといったものではありませんでした。

このように長い間、一部の人にしか使われていなかったために神秘のベールに包まれていた、その効果をもたらす原因がようやく近年の科学の力によって解明されてきています。
そしてその効能は世界保健機構でも認められ、臨床での効果も確認されています。
とりわけ高麗人参の成分の一つであるジンセノサイドが男女を問わず、健康や美容に効果のあるものとして注目されています。
そしてこのジンセサノイドが配合された美容商品や栄養ドリンクが提供されるようになったため、より身近な存在として親しまれるようになりました。

現代人の抱える色んな症状に対して西洋医学だけではではなかなか対処できない場面が出てきており、漢方薬が注目されてきています。
中でも高麗人参はその代表格とも言えます。
この長い歴史に裏打ちされた高麗人参はまさに歴史に選ばれた生薬と言えるでしょう。
とりわけ他の国よりも早く高齢化が進む一方で、ITなどに代表される大きな時代の変化についていけずに精神的な悩みを抱える人が多い日本においては、その症状を和らげることや高麗人参が現代人の生活にますます取り入れられていくことでしょう。