高麗人参と風邪

風邪は万病のもとと言われる通り、ちょっとした体調不良と思われるような症状でも免疫力が低下して重篤な疾患につながる可能性を持っています。
また風邪と呼ばれる症状には発熱や咳き込み、のどの痛みなど様々な症状があり、現在はそれぞれの症状に応じて対処するしか方法がありません。
つまり解熱やのどの痛みを抑えたり咳を止めたりする薬はありますが、それら全部を包含する風邪を治す薬はありません。

風邪の原因は先ほどの様々な症状を引き起こす細菌やウィルスです。
これらの細菌やウィルスが鼻や口の粘膜から侵入し、これが扁桃腺や肺あるいは血液内にて増殖することで発症します。
このような症状を引き起こす細菌やウィルスを撃退する役割を担っているのが免疫と呼ばれるものです。
人間の身体には白血球と呼ばれる免疫がいます。
この白血球が侵入してきた風邪の原因となる細菌やウィルスを撃退することで症状が軽くなります。
つまり、風邪を予防するにはこの免疫力を日ごろから高めておく必要があります。
免疫力とはこのように病気や雑菌など身体に有害なものを排除して身体を守る自然治癒力のことを言います。

高麗人参にはジンセサノイドと呼ばれるサポニンの一種が主要な有効成分として含まれています。
このジンセサノイドは身体の新陳代謝を高め、免疫力を向上させる機能を持っています。
さらに血流改善効果もあるため、このことによっても免疫力を上げる効果があります。
人はその体温が上がれば免疫力が上がることが確認されていて、血流が良くなることで体温の上昇が期待できるのです。
高麗人参の免疫力を高める効果について下記サイトでも詳しく解説されています。
参考URL
http://www.strad.jp/11carrot.html

このような効果のある高麗人参を摂取しておくことで日頃から免疫力を高めておくことが大切です。
また、高麗人参は漢方薬ですから即効性は期待できません。
そのために日常的に服用することで自然治癒力を上げておくことが望ましい使い方になります。
そして高麗人参だけに頼るのではなく、他の生薬やサプリメントなどと併用することでよりその効果を高めることができるのです。
このようなことから風邪をひいてしまった時にも服用することを考える方がいらっしゃるかと思いますが、その時に注意すべきことがあります。
それは葛根湯との併用です。
葛根湯と高麗人参を併用すると動悸が起こる可能性があるのです。
どうしても葛根湯を服用するのであれば高麗人参を摂取した後、2~3時間空けてから高麗人参を服用するようにしましょう。
これは風邪以外、例えば肩こりなどで葛根湯を服用する場合も同じです。

また、高麗人参の摂りすぎも良くないといわれていますので、1日に必要な量を十分に守って服用していきましょう。
即効性のない漢方の高麗人参ではありますが、即効性のある他の薬と併用する事や日ごろからの予防と言う観点では非常に効果が期待できるものですので、正しい用法を心がけて自然治癒力を高めておくようにしましょう。